【読書】勉強と貯金を極め多くの名言を残した本多静六

これまで読んできた本の中で、ぜひこのブログを読んでいるあなたへ紹介したい本について書いていきたいと思います。

第一弾は、2014年に購入した本多静六の「私の財産告白」です。

目次

この本をぜひ読んでほしい人

  • 貯金や資産形成をしたいがどうすれば良いか迷っている人
  • 会社員や公務員だが、資産形成したい人
  • 節約の方法を知りたい人

本のかんたんな紹介

「私の財産告白」は、1951(昭和26)年に出版されました。実に今から70年以上前、まだ朝鮮戦争をやっていた頃です。ですが後述するように現代の私たちも学べる内容がたくさん詰まっています。

本多静六とは

本多静六は、東京農科大学(現在の東大農学部)の助教授を努め、日比谷公園や明治神宮など公園設計で実績を残した人物です。さらに独自の貯金・投資方法で莫大な財産を築き上げ、しかもその財産を定年退官後に寄付したという、伝説の億万長者です。仕事の傍ら執筆活動も行い、著書は約370冊に上ります。最近では、漫画の「インベスターZ」でも紹介されました。

引用:埼玉県公式チャンネル(さいたまどうが)

この本の簡単な内容紹介

著者が自身の体験を元に、お金の貯め方や増やし方、貯蓄に際しての考え方を説いています。また自身も大学の教員というサラリーマンであったことからサラリーマンとしての処世術や仕事術についても触れている本です。そのほか健康維持の秘訣なども少し書いてあり、出版当時の男性の平均寿命(60.80歳)を遥かに超える85歳での著作であったことも驚きでした。

この本を読んだきっかけ

お金の画像

この本を購入した2014年当時は、ちょうど自分自身が将来のために貯蓄や投資をしたいと思っていたものの、個別株やFXをかじっては資金をすり減らしており思うように増えない、という状況でした。その時にある投資法を進めているブログで紹介されていたことがきっかけでした。

凡人代表のように紹介されていた

本多静六と同時期を生き、億万長者になった人物といえば渋沢栄一がいました。渋沢栄一は数々の会社を日本に作り有名人となりましたが、ネットで渋沢栄一の記事を色々と読んでいるうちに、天才肌の渋沢栄一に対して、同時期に凡人で億万長者となった人物として本多静六が紹介されていました。自身もサラリーマン(消防士も公務員ですので、立派なサラリーマンです)だったので、興味をもち読むことにしました。

印象に残る一節

ひと通り読んだ中で、とても印象に残ったところを、3つほど紹介したいと思います。いずれも時々読み返しては、貯金するうえでのモチベーションアップに役立っています。

貧乏を圧倒

貧乏を征服するには、まず貧乏をこちらから進んでやっつけなければならぬと考えた。貧乏に強いられてやむを得ず生活をつめるのではなく、自発的、積極的に勤倹貯蓄をつとめて、逆に貧乏を圧倒するのでなければならぬと考えた

本多静六「私の財産告白」

「貧すれば鈍する」ということわざがありますが、貧乏に精神的に追いやられるのではなく、あえて進んで貧乏の道に突っ込み、圧倒するという考え方に共感しました。やっつけてやるぜ!と考えると、何だか明るい気持ちになりませんか?

本多式「四分の一」貯金

苦しい苦しいで普通の生活をつづけて、それでもいくらか残ったら……と望みをかけていては、金輪際余裕の出てこようはずはない。貧乏脱出にそんな手温いことではとうてい駄目である。いくらでもいい、収入があったとき、容赦なくまずその四分の一を天引きにして貯金してしまう。そうして、その余の四分の三で、いっそう苦しい生活を覚悟の上で押し通すことである。これにはもちろん、大いなる決心と勇気が必要である。しかも、それをあえて私は実行したのである。

本多静六「私の財産告白」

本多は月給は1/4, ボーナスなど臨時収入は全額を貯金することを説いています。本多は給料の1/4を「なかったもの」と考えて残り3/4のお金で生活することを書いています。これを感情論ではなく理性で徹底することも説いていますが、現代

では、これを実行するには、精神論ではなく積立預金や財形貯蓄などで給料から強制的に天引きで貯金してしまう仕組み作りが有効だと思いました。

道楽のために働く

人生の最大幸福は職業の道楽化にある。富も、名誉も、美衣美食も、職業道楽の愉快さには比すべくもない。道楽化をいい換えて、芸術化、趣味化、娯楽化、遊戯化、スポーツ化、もしくは享楽化等々、それはなんと呼んでもよろしい。すべての人が、おのおのその職業、その仕事に、全身全力を打ち込んでかかり、日々のつとめが面白くてたまらぬというところまでくれば、それが立派な職業の道楽化である。いわゆる三昧境である。

本多静六「私の財産告白」

本多は職業を道楽にしてしまうことを説いています。その職業に関し、とことん勉強して一生懸命に打ち込めば、熱意が生まれて楽しくなる事を説いています。実際、私の周りの救急救命士の知人も、もはやオタクと言えるレベルの知識を持っている方は、趣味と仕事が一体化しているかのように休日も学会や色々な勉強会の講師などに走り回っています。

私のこの本への思い

「私の財産告白」を読み終えて、共感したところがたくさんありました。ふたつほど抜き出して書きたいと思います。

幼いころの境遇への共感

私は母子家庭で育ち、母親に苦労を掛けました。いつもお金で頭を悩ませている様子を見ていました。高校受験の時、滑り止めを受験せずに、志望校からワンランク下げた公立高校を受験して欲しいと言われたこともありました。

本多は、私などとは時代背景も含めて比べ物にならないくらい、本当に食うや食わずの生活から這い上がっているので比較するのはおこがましいですが、それでも貧乏に追いやられることなく逆に圧倒してしまったことに感動しました。

二十歳の自分に読ませたい

この本を読んだのは30歳を過ぎた頃でした。この本から学んだ考え方で貯金を進めて、いくらかの蓄えができました。

二十歳のころは、消防士になって2年目でした。仕事にも慣れ、プライベートでは色々な遊びを体験していました。貧乏だったうえ、アルバイトをしたことがなくいきなり公務員に就職したので、お金の使い方を心得ていませんでした。湯水のごとくお金を使い苦しんだ経験は別の記事にまとめています。

この頃の自分に、身の程に合った生活をして貯金をさせるために読ませてあげれば、また違った今があるのかな、と思いました。

まとめ

「私の財産告白」は、戦後間もない昭和の時代に出版された本ですが、現代でも通じるエッセンスがたくさん入っている本でした。

また天才肌の人物が起業で成り上がったサクセスストーリーなどではなく、凡人がたゆまぬ努力を重ねた事で資産を築き、またお金に執着せず道楽のために働くという理想的な楽しい生き方を戦前に実践したという点が、私には斬新でした。

加えて、私にはおじいちゃんが一緒に飲みながら自分の体験や人生論を話してくれているような、親しみやすい文体であったのが印象的でした。

さらには、貯金や経理の大切さにも触れており、お金を無駄にしない心構えが肝要であるのも勉強になりました。会社員や公務員として勤め人をしながら資産形成をしたい人、何をすればお金が貯まるのか迷っている人にぜひおすすめです。下記から購入できますので読んでみてください。

本多静六が作中に登場する「インベスターZ」です。18巻で登場します。こちらも投資漫画の有名どころで、色々な金融商品が分かりやすく理解できるのでおすすめです。

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この記事を書いた人

アラフォー共働き子供3人。18歳高卒消防士→仕事の傍ら大学夜間部卒業→救急救命士取得→救急車の隊長→出向で某メガスポーツイベント中の人→時短勤務日勤→2023年6月退職。半分主夫。公務員という世界から『外に出た』のでブログSNSで発信中。

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