この記事では、消防士時代に20年以上救急車に乗り約15,000件の救急出動をした筆者が、記録作成を少しでも効率化するために活用していたPCスキル2つをご紹介したいと思います。
この記事をぜひ読んでもらいたい人は、
- 記録作成を担当している救命士や救急隊員
- カルテや看護記録などの入力時間を短くしたい医師・看護師・コメディカルの方
- その他ルーチンのテキスト入力時間を少しでも短くしたい人
覚えるとすぐに使える2つのスキルとは


夕べも全然仮眠出来ず出ずっぱり…記録がいっぱい溜まってて帰れない(泣)

これからお伝えする2つのスキルで記録入力のスピードが絶対あがりますよ!!
この記事を読んでいるあなたにぜひ覚えてもらいたい2つのスキルとは、
- 単語登録
- Windows + V
の2つです。重ねて言いますが、このふたつで入力スピードが上がり、変換ミスが防げるというメリットがあります。ひとつずつ説明していきたいと思います。
単語登録
単語登録とは、あらかじめ漢字と読みがなをセットでPCに登録しておき、漢字変換の手間を省けるツールです。
医療用語って、普通の漢字変換で中々出てこないですよね。筆者も、上司の手伝いで救急隊の活動記録のチェックを手伝っていた時期があったのですが、
- ◯心肺停止 が ×心配停止
になっていたりなど、漢字の変換ミスが多かったです。私自身も、救急隊員時代は朝から夜通し仮眠も出来ずに出動して、眠い目を擦りながら当直明けで記録の入力をしていたので、この技を覚える前は入力ミスをよくやらかしていました。
単語登録をしておくメリット
単語登録をしておくメリットは、
- 医療用語の変換ミスを防げる
- 長い病名や病院名なども、1文字入れれば一発変換できる
- 到着時の状況など、定型文化しているものは単語を打てば文章が出せる
などがあります。
単語登録の方法
ここからは、具体的な手順を説明して行きたいと思います。
1.タスクバーのIME(「あ」の文字)をクリック

2.「単語の追加」をクリック

3. 単語を登録(例:季肋部)

これで、「きろくぶ」と打てば、「季肋部」と間違いなく変換されます。
さらに、長い文章を登録したいときは、
単語を登録(例:現着時の状況)

上記のように登録すれば、「げんちゃく」と入力すれば、到着時の状況の定型文のように変換できます。停車方向、傷病者の対位などを、事案の都度少しだけ打ち変えれば完成です。これを応用すれば、「し」と1文字打てば「心筋梗塞」と出るように登録したりと、長い固有名詞を1文字で呼び出すことも可能です。毎回同じような文章を打つのにウンザリしているあなたに、ぜひやってみてもらいたい技です。
単語登録したデータの持ち出し方
せっかくたくさん専門用語を登録したのに、人事異動などで使うPCが変わってしまうと、いちから登録やり直し…とはならないように、データを持ち出す方法も記載します。
先ほど単語を登録した時と同じ「単語の追加」を呼び出し→「ユーザー辞書ツール」をクリック。

「ツール」→「一覧の出力」で、任意の場所にテキスト(.txt)形式に出力・保存して他のPCに共有フォルダ・メールなどを経由して持ち出せます。

別のPCに、登録しておいた単語を覚えさせたい場合は、「単語の追加」→「ユーザー辞書ツール」→「ツール」→「テキストファイルからの登録」で、上記で保存したファイルから登録した辞書を別のPCに登録することができます。
Windows + V (クリップボードからの貼り付け)

入力した文字をコピーするとき、「Ctrl + C」、貼り付け時は「Ctrl + V」を使うのは、この記事を読んでいるあなたもご存知だと思います。
ですが、「Ctrl + V」で貼り付けられるのは、直前にコピーした文字のみです。そのため、複数の画面に同じような文章を何度も入力したいときは、頻繫に画面を行ったり来たりしてコピーと貼り付けを繰り返していないでしょうか?それって非効率ですよね。
そこで覚えると便利なのが、「Windowsキー + V」の操作です。これを押すと、コピーした文字を溜めておく「クリップボード」を呼び出し、その中から選んで貼り付けができます。下のような画面が出てきます。下のような感じです。

例えば、救急救命処置録だと時間の経過とともに複数回同じ項目を観察して、その結果を記載すると思います。そういった時にも有効です。
まとめ
この記事で紹介した、
- 単語登録
- Windows + V
の2つのPCスキルをフル活用して、ぜひ入力を効率化してみてください。この記事を読んだあなたが早く仕事を終えて家に帰れるのに少しでも役に立てれば嬉しいです。
参考ですが、私自身は病院での次の出場に備えて準備している隊員と手分けして私が記録の入力を担当し、心肺停止などの重症事案でなければほぼ病院を引き上げるまでに記録の入力を終了させていました。
夏も真っ盛りになり、ニュースでも連日熱中症による搬送が増加していると見聞きします。加えて今はコロナとの鑑別もしなければならず、救急隊員をはじめ医療従事者の皆さんは本当に大変な時期だと思いますが、どうぞお身体に気を付けてください。
私も救急隊員時代、何とかルーチンの業務を効率化できないものかと思い、ネットや書籍で色々と調べました。「Windows + V」のようなキーボードショートカットをたくさん覚えたことで、入力作業の大幅スピードアップができました。興味がある方は、こちらの書籍がおすすめです。私の場合、電子書籍で購入しスマホのリーダーでPCの横に置いて見ながら覚えました。紙とちがってかさばらないので便利ですよ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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